スペイン17州の郷土料理とスペインワインのマリアージュの会　第6回カナリア諸島の会が8月20日(日）終了しました。

スペイン17州の郷土料理とスペインワインのマリアージュの会、
第6回「カナリア諸島の会」が8月20日（日）に終了しました。
ご参加下さった皆さまありがとうございました。
貴重なカナリアのワインを取りそろえ、
料理にあわせてくださった櫻井ソムリエ、お疲れ様でした。

アフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にある、7つの島からなるスペイン領の群島「カナリア諸島」。
アメリカ大陸への中継地として発展し、ヨーロッパのリゾート地であるカナリアでは、
スパイスや本土ではあまり使われないハーブ類などを使った料理が多いことで知られています。

私もかつて、カナリア諸島の最大の島テネリフェを訪れた時、
本土とは性格の異なる独特の島料理に大変な興味を覚えました。
特にコリアンダーを使った料理が豊富で、今回はそのコリアンダーをふんだんに使い、
私スタイルのカナリア諸島の料理をタパス仕立てでご紹介しました。

まずは、
ピンチョス３種盛り
とうもろこしのパステル。フレッシュなとうもろこしに煎ったコーン粉や卵を混ぜて作ったしっとり甘い

お菓子のようなとうもろこしのパン。コリアンダーとレッドオニオンをトッピング。
カナリアの山羊のチーズQueso majoreroには、フランス・バスク、エスペレット唐辛子のジュレを添えて。
パイナップルの上にのっているのは、１００％純血イベリコ種、熟成５年のハモン・エベリコ・デ・ベジョータ。ワインは、
2015 ディエゴ　品種はビハリエゴ100%
マティアス・イ・トーレス
D.O.ラ・パルマ
きたあかりのロースト　カナリアの個性的な２つのソースを添えて
Mojo piconは、唐辛子やクミンなどが入ったスパイシーなソース
Mojo verdeは、コリアンダーのソース

ワインは、2013 シエテ・フエンテス
リスタンネグロ90%、ティンティージャ10%
スエルテス・デル・マルケス３皿目は、マンゴと海老のマリネサラダ
マンゴ、海老、アボカド、トマトにさっぱりライム
隠し味に生姜とにんにくを使って

料理担当　：　山田直美　ら・えすこーばスペイン料理教室主宰
スペイン、サラマンカにあるホテル経営学校料理コース、バスク、サン・セバスチャンのルイス・イリサール料理学校並びに各地で郷土料理を学ぶ。帰国後は「ら・えすこーばスペイン料理教室」を主宰。スペイン・バル、レストランのメニュー指導、食品関連会社の商品開発アドバイザーを行っている。バスク友好会会員。JOS認定オリーブオイルソムリエ。