「冬の海鮮ピンチョスと漁師鍋の会」
あんこう、鱈、ひらめ、牡蠣、蟹、海老など冬の海鮮ものが美味しい季節にな
りました。日本では、焼きものや煮物、鍋などで身や皮、内臓に至るまで食さ
れていますが、スペインでは内臓を好んで食する習慣はありません。例えば日
本人が好んで食する「あん肝」。とりわけ関東で好まれるあんこうは、7つ道具
と言われ、肝、皮すべて調理されてます。スペインでは、高級魚の部類に入る
あんこうのプリプリの身の部分だけが食され、その他の部位は捨てられていま
す。それに目を付けた日本人が、かつてあん肝をガリシア地方の水産工場で
缶詰めにし、日本に輸入していたという歴史もありますが…一方、日本では塩
漬けや煮つけなどで食される「たらこ」。スペイン、バスク地方のバルを巡る
と、たらこを蒸してヴィナグレッタソースに漬け込んだピンチョに出会えます。
食することに貪欲なバスク人のように、余すところなく食材を使い切るのもス
ペインの郷土料理文化の面白いところです。今回は、日本の冬の旬の海鮮を使
ったピンチョスとガリシアの漁師鍋「カルデレッタ」を楽しんでいただく企画
です。「カルデレッタ」には旬のあんこうをはじめ、色々な海鮮が入ります。海
の滋味あふれるピンチョスと「漁師鍋」ぜひ、ご一緒に楽しみましょう!
●日時 2023年1月22日㈰ 13:00~
●内容
「冬の海鮮ピンチョスと漁師鍋の会」
冷たいピンチョス
たらこのヴィナグレッタソース あさりのシェリー風味
たことじゃがいものアリニャーダ
温かいピンチョス
蟹とカニ味噌のココット
鱈と白子のアヒージョ 牡蠣のサルサ・ヴェルデ
ガリシアの漁師鍋「カルデレッタ」 一
ワイン2種(お楽しみです!)
●参加費 7000円(食事のみ)
●8500円(食事、ワイン2種)
●定員 6名(最少催行人数4名)